
会場 | 大阪大学中之島センター |
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時間 | 10時50分〜11時50分 受付は10時20分から |
講演テーマ | “子供の口の怪我・病気 -子どもの口にこんなことが起こったら- ” |
演者 | ![]() 近畿大学医学部附属病院 歯科口腔外科 医学部講師 榎本明史先生 |
略歴 | 1999年3月 大阪大学歯学部卒業 2003年3月 大阪大学大学院歯学研究科修了(歯学博士) 2003年7月 米国カリフォルニ大学(UCLA)神経生理学 Postdoctoral Fellow 2006年4月 大阪大学歯学部附属病院(口腔外科学第一講座)医員 2007年12月 行岡病院歯科口腔外科 部長 2008年4月 大阪大学歯学部附属病院(口腔外科学第一講座)助教 2009年7月 近畿大学医学部附属病院 (歯科口腔外科講師) 日本口腔外科学会 専門医 |
[所属学会] 日本口腔外科学会・日本口腔科学学会・日本顎関節学会・日本顎顔面インプラント学会・国際神経科学学会 |
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抄録 | 子どもが安全で健康な生活を送ることはとても重要なことです。交通事故や水の事故などと同様に、口の怪我についても子どもに事故が起こらないようにするためにできることがあります。私たち保護者が口の怪我について学ぶことで、その予防を行うことができ、怪我をした時にも適切に対応することができます。もちろん子どもは、小さな怪我をして痛い思いを何回もしながら、しだいに自分で怪我をしないように気をつけるようになっていきますので、家庭内の応急処置で済み、傷のあとを残さない程度の軽いけがや事故はやむをえないかもしれませんが、医療機関の受診が必要となる事態は、極力避けたいものです。 また、怪我以外の口の病気についても、保護者の方がいったいどうしたらいいのかわからず不安に思うであろうものがあります。一般的な虫歯のほかに、突然の急性細菌感染による炎症やウイルス感染症、歯並びの問題などいろいろとあります。 私たち歯科口腔外科を専門としている者にとって、子供の口の怪我や病気は、非常によく遭遇するものです。ほとんどが外来処置で対応できる軽傷例で、重傷例はまれでありますが、そういった怪我や病気も、保護者にとって非常に心のおおきな負担となることは事実です。 今回は、子供の口の怪我に加え、保護者の方が、いったいどうしたらいいのかわからず不安に思うであろう子供の口の病気をいくつか取り上げて説明します。 |